2015年7月17日金曜日

解読

理事長の中村嘉孝です。

ワシントンDCで開かれていた出生前診断の学会に参加してきました。着床前診断と混同しがちですが、出生前診断は妊娠してからの胎児の検査で、着床前診断は妊娠する前の受精卵の検査です。しかし、染色体検査についてはアレイといわれるチップを使う方法が主流になっていて、内容は共通しています。染色体の小さな欠失をどう取り扱うかなど着床前診断でも苦慮する部分について活発な討議が行われ、たいへん参考になりました。

今後は出生前も着床前も、染色体だけではなく、遺伝子のスクリーニングに進んでいくのは間違いないですが、一方で、同じ疾患の遺伝子を持っていても、重症になる場合とまったく何の症状もないことがあります。どうして、そのようなことが起きるのかというと、他の遺伝子と複雑なネットワークで関係しているからだ、ということが最近知られるようになってきました。遺伝子といっても単純にACTGの4つの暗号を解読するだけでは不十分で、今後はもっと高度な解読が必要になってくるでしょう。

ところで、会議が終わってから街を散歩していたのですが、FBIの建物の近くを歩いていて、『国際スパイ博物館』という看板が目にとまりました。団体の子どもたちが並んでいたので中には入らなかったのですが、スパイ養成教室とかもあるらしく、いつか機会があればぜひ参加してみたいものです。











入り口横の売店では、スパイグッズを売っていました。一見、オイルサーディンの缶詰のようだけど中はサバイバルキットが入っているとか、心躍るグッズの数々。もちろん、暗号解読機もありました。お土産に何か買って帰りたかったのですが、空港のセキュリティーで捕まるとちょっと間抜けだし、思い直してやめておきました。
















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