2016年9月5日月曜日

麻疹

理事長の中村嘉孝です。

先日から熱と咳で苦しんでいます。麻疹(はしか)が流行のきざしとのことで心配していたのですが、ただの夏風邪のようで安心しました。

恋愛など若いころに誰もが通り過ぎる経験をさして、「はしかのようなもの」という言い方があるくらいで、少し前までは麻疹はあまり大事には考えられていませんでした。実際、ほんの10年ほど前の日本で、麻疹の流行は普通にありました。

ところがワクチン対策が進んで流行が見られなくなり、昨年にはWHOが日本から麻疹は「排除状態」にあると認定。今や、ジャスティン・ビーバーのコンサートに麻疹患者がいた、ということが重大ニュースになるくらいで、変われば変わるものです。

感染症は人間の最も根源的な恐怖心を惹き起こします。当時の舛添厚労相がテレビカメラを前に大活躍された新型インフルエンザの大騒ぎを思い出しても、論理的な対応の難しさを痛感します。

歴史が作られる過程で疫病が果たした役割を考えると、感染症のコントロールが重要なのはよくわかるのですが、ジカ熱とか、学生時代には聞いたこともなかったウィルスが流行する様子をみると、もっとも原始的な生命体であるウィルスを人類が制圧しようするのは、途方もない試みのように思えます。

現在、まさにアウトブレイクしようとしている麻疹。ご存知のように、たいていの方ははしかのワクチンを打っているはずですが、残念ながら終生免疫というわけではありません。皮肉なことに、流行がないとウイルスに晒される機会がなくなり、なおさら免疫の持続効果が弱まります。妊娠中に発症すると流産、早産のリスクが高くなるとされています。皆さまも、くれぐれもお気をつけ下さい。

ところで、「はしかのようなもの」と麻疹にたとえられる恋愛。「年をとってかかるとそれだけ重い」と続きます。だた麻疹とは違い、免疫がつかず何度も繰り返しながら、ますます重症化が進む症例も多いようです。














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