2016年10月11日火曜日

カメラと小籠包

理事長の中村嘉孝です。 訳あってデジタル一眼レフが要るようになり、何を買ったらいいのか、ずっと迷っていました。 カメラにはプロより詳しいアマチュアもたくさんいて、その方々のブログがとても参考になりました。最初はメーカーの名前とか書かず、D750とかα7とか当然のように型番で書かれているし、光学の専門用語が飛び交っているので難しかったのですが、やっと何のことを書いてあるのかわかるようになりました。 しかし、読めば読むほどこの趣味の世界は驚くほど奥が深く、最新機種を全て試している人もいれば、フィルム時代のクラッシックカメラを愛好する人もいる。超望遠レンズで野鳥だけを取り続けている人もいれば、照明器具一式を揃えてアニメコスプレばかり撮影している人もいます。 すごい人になると、SNSに食事の写真を載せるだけに毎日一眼レフを持ち歩くとか。おかげで、大変勉強になりました。その中で一番目から鱗が落ちたのは、プロ向けの超高級カメラの方が、一般向けのものより画素数が少ないということ。 最初は何を言っているのか理解できなかったのですが、だんだんと次のような理由だということがわかってきました。 一画素の素子の表面が100%使えて、全く隙間なく並べることができるのであれば、小さい素子がたくさん並ぶほどいいはずなのですが、実際の素子には受光できない部分があります。 これは素子が大きくても小さくても同じサイズなので、同じ面積に撮像素子を小さくして詰め込むと、その部分の割合が大きくなってロスが増え、かえって画質が落ちる。なので、センサーの面積と画素数には最適のバランスがある。 唐突な喩えですが、いうなれば肉まんと小籠包みたいな関係でしょうか。あまりに小籠包を小さくしすぎると、肉まんと同じ量を並べても皮の味しかしなくなります。あまり上手な説明ではないかもしれませんが、お分かりいただけるでしょうか。 さて、この画素数の問題。もちろん、メーカーはそんなことは十分にわかっているのだけれど、実際には「世界最高、画素数」などという広告の方が売れてしまうから仕方ない、ということでした。 実に残念なことですが、体外受精の世界でも同じことがあります。どうしてもマスメディアに出る「新しい技術」を信じてしまいがちですね。もしろん、不妊治療の世界でもプロより詳しい患者さんはおられてブログを書かれている方もおられます。しかし、それでも圧倒的に情報が少ない世界です。私どもも、ブログなどを通じて、もっと技術的な情報を提供できればと思っています。 また、「K30の被写界深度は・・・」とかいうようなカメラのブログのように、どうしても高度に専門的な領域というのは説明が難しいのですが、できるだけ喩えなどを工夫してわかりやすくお伝えできればとも願っています。 ちなみに、私には551の皮は少し厚すぎるように思っています。





















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