2019年8月16日金曜日

船曳ドクターが『マイナビニュース』の取材を受けました(9)

事務部よりお知らせです。

船曳美也子先生が、『マイナビニュース』の取材を受けました。

“妊娠しやすい体と妊娠しにくい体の違いを専門医が解説”
https://news.mynavi.jp/article/20190816-866320/

ぜひご覧ください。


2019年7月19日金曜日

船曳ドクターが『マイナビニュース』の取材を受けました(8)

事務部よりお知らせです。

船曳美也子先生が、『マイナビニュース』の取材を受けました。

“カンジダ膣炎の症状と原因、治療法を専門医が解説”
https://news.mynavi.jp/article/20190719-850546/

ぜひご覧ください。


2019年6月26日水曜日

船曳ドクターが『マイナビニュース』の取材を受けました(7)

事務部よりお知らせです。

船曳美也子先生が、『マイナビニュース』の取材を受けました。

“生理が長い過長月経はなぜ起きる? 月経異常の原因と症状を専門医が解説

ぜひご覧ください。



2019年4月8日月曜日

コーディネーターとコンシェルジュ

理事長の中村嘉孝です。もうひとつ、ややこしい話を。

数年前からコーディネーターという職種を導入して、不妊治療中の患者様のご相談をお受けするようにしてきました。

不妊治療というのは、内容が複雑で理解に時間がかかりますし、事務手続きも煩雑、精神的にも苦しくなったりします。それを医学以外の全ての面から総合的にお手伝いするのがコーディネーターの役割です。

一方で、数カ月前からコンシェルジュという職種も導入しました。看護部門、培養室部門など、それぞれの職種から経験の長いスタッフが担当制でご相談に乗っています。

しかし、そうするうちにコーディネーターとコンシェルジュの業務区分があいまいになってきました。また、コーディネーターとして新たに採用するよりも、それぞれの職場で長く働いてきた職員の方が具体的なことをよく知っていることもあり、海外からの患者様を担当する英語チーム、中国語チームの語学スタッフを除き、コーディネーターの新規採用をとりやめました。

今後は、コーディネーターとコンシェルジュの区別をなくし、コーディネーターの名称で統一いたします。

実は、せっかくだから新しい名前をつけようと、アテンダントとかサポーターとか提案してみたのですが、皆から「いい加減にしてください!」ということで却下されました。

ややこしいことで申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。


2019年3月31日日曜日

「担任医」と「担当医」


理事長の中村嘉孝です。

ちょっとややこしいのですが、担医と担医という制度を導入しました。

「担任医」というのは、ついこの間まで「担当医」と呼んでいたものです。概ね、主治医のようなものなのですが、他の診療と違って不妊診療では連日の通院が必要で、いつも同じ医師が対応することができません。

しかし、方針は同じ医師に決めてもらいたいと思うのは当然であり、責任をもって治療方針を立ててフォローする医師を指名できるようにしました。途中で他の医師に変更することが可能ですので、いつでもスタッフまでご相談ください。

一方、「担当医」制というのは、診察する医師をご指名いただける制度です。複数の医師が外来をしている時間には、ご希望の医師で予約を取らせていただきます。従来は診療内容別にどの患者様をどの医師が診るかを決めていましたが、これからは患者様から担当する医師を選んでいただくことになります。

もちろん、医師によって専門性があり、対応できない場合もありますので、その点はご了承をください。また、ここの医師のスケジュールの把握など予約がシステム上たいへん複雑になりますので、ヘルプセンターで一括して対応させていただいています。ご面倒で恐縮ですが、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。

なお、田口医師、船曳医師につきましては、従来通り担任医制度にかかわらず、全ての患者様の対応をしているため担任医の指名制度から外れています。特に担任医をご指名にならない場合でも、両名にてフォローをさせていただいています。もちろん、担当医で指名いただくこともできます。

ちなみに私につきましては、「誰も指名しないと思いますから大丈夫です」というスタッフ全員の意見で、担任医制から外されました。

時々、外来に出ることがありますが、せめて担当医に選んでいただけると面目が立ちますので、よろしくお願い申し上げます。



2019年3月15日金曜日

EBMについて その9

子どもの頃、正月にいろはかるたで遊んでいて、どうしても意味のわからなかったのが
「犬も歩けば棒に当たる」と「うそから出たまこと」。

「犬も歩けば・・・」は昨年末、酔っ払って電信柱にぶつかり納得しましたが、「うそから・・・」は字義はわかるものの、本当にその意味を実感できたのは2000年前後、ITバブルを目の当たりにしてからです。

デタラメをぶち上げたら資金が集まって、でも色々と手を出しているうちに、どれか当たって本当になっちゃった。そんな感じですね。設備投資が大きいのと商品化のハードルが高いのでITほどではないですが、もちろん、バイオベンチャーもデタラメが多い。

でも、そういう連中がいないと世の中が進まないことも事実。

偉人伝に出てくるエドワード・ジェンナー。牛の膿を植えつけるとは悪魔の所業と激しい非難を受けながらも、自らの息子に種痘を試すことで効果を証明、天然痘の厄災から人類を救いました。「近代免疫の父」と呼ばれ、その原理によって今も、数多くのワクチンの開発が続いています。

だけど・・・、実際のジェンナーって少し違うらしい。「ジェンナー印の万能薬」みたいのを売り歩いたり、まあまあ怪しい人物だったみたいです。

命にかかわることだから軽々には論じることはできない。それは私もそう思います。でも、EBMを主導する医学界がトンチンカンなんですよね。どうでもいいNIPTで大騒ぎして、一方、どう考えてもヤバい某社の臨床研究はあっさりOKしてみたり。

前にもお話した通り、不妊にもデタラメの治療がたくさんあります。私は自分がデタラメだと思うものは、患者さんにもそのまま「デタラメだ」って言いいます。でも、患者さんはネットで探したでっち上げの文献とかを信じてるんですよね。言っても、聞いていない。どうしても、やりたいと言う。

以前は、「じゃ、そこに行ってください。私はデタラメは嫌ですから」って言ってたんですけど、最近は心も体も丸くなったので、そんな意固地は言わないようになりました。

もちろん、侵襲性があったり、強い副作用があったり、リスクが高いのは絶対にダメだけど、たいした害がないなら、試しにやってみたっていいですよ。もちろん、私が間違ってるのかも知れないし。


いずれにしても、妊娠してくれたらそれでいい。「うそから出たまこと」、そんな風に私は思うようにしています。








2019年3月14日木曜日

EBMについて その8

さて、「お前はどうしてそこまでEBMにケチをつけるんだ」とお怒りの方も多いと思います。「EBMは善意でやってることじゃないか」と。

確かに、EBMにはデタラメな治療を懲らしめたい、っていう正義感が根底にあります。でも、そこが一番の問題だと私は思うのです。確率論を持ちだしてギャンブルを諌めようとするのと同じで、科学の客観を装いながら、その実、自らの倫理感を押し付けていると思うのです。

またEBMは、統計をとるための中央集権的な機構を求めます。日本産科婦人科学会が典型ですね。

独善的で権威主義。それがミッシェル・フーコーの「生ー権力」を想起させるので、EBMファンの皆さまには申し訳ないけど、私はEBMを好きになれないのです。

フーコーによれば、近代以前の国家権力のあり方は刑罰による禁止、つまり、死刑によって生を奪うことで法に従わせていたが、逆に、それ以外は放任だった。ところが、近代に入って公衆衛生、教育、福祉など、生に介入することが国家権力の形になった。そして、その最も強力なツールが統計である、としています。

もちろん、デタラメな治療やインチキの健康商法で被害が後を経たないのはわかります。

実際、不妊治療の領域でも、新しい治療法のほとんどがデタラメ。これは間違いないです。だけど、これまで見てきたようにEBMが本当にデタラメに対抗できるかというと、はなはだ疑問。

統計で有意差がなくても、この個人になら効く、というのを否定することはできないし、そもそも統計自体が何とでもいじれる。

実際、前の投稿で指摘したところだけじゃなくて、他にもデタラメの論文と学会発表で日本中から患者を集めているクリニックを知ってます。だけど、むしろそういう人たちの方が学会で役員してたり、EBMとか平気で言うんですね。

だから私は、論文や学会でどれほど優れた成績が発表されようが、どれほど「エビデンス」が出されようが、自分がおかしいと思う治療、デタラメだと思う治療は患者さんに勧めません。逆に、EBMが好きでない、と言ったって本当に信じるべきと思うものは、もちろん採用しています。

だけど・・・、妙なこと聞いていいですか?

本当に『デタラメ』って撲滅しちゃっていいんですか?